2015年7月10日金曜日

ベンチャーのヘリオス、他家iPS細胞シートで臨床治験へ

iPS細胞 ベンチャー企業が臨床治験へ(NHK):
7月9日 14時57分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150709/k10010144691000.html

高齢者に多い目の病気「加齢黄斑変性」の患者に、iPS細胞から作った網膜の細胞を移植し、患者の視力を回復させる臨床治験を東京のベンチャー企業などが再来年から始める計画を明らかにしました。
臨床治験の計画を明らかにしたのは、東京・港区に本社のあるベンチャー企業「ヘリオス」と大手製薬会社の大日本住友製薬などのグループです。
iPS細胞を使った「加齢黄斑変性」の治療は去年、世界で第1例目となる患者への移植手術を神戸の理化学研究所などが行いましたが、ヘリオスなどの研究グループでは、理化学研究所から技術の移転を受け、広く一般の人がこの治療を受けられるよう準備を進めていました。
その結果、iPS細胞から網膜の細胞を高い効率で作る技術の開発や細胞の製造・販売の体制が整ったということで、再来年から臨床治験を始める計画だということです。
治験では、京都大学からiPS細胞の提供を受けて網膜の細胞を作り、数十人の患者に細胞が含まれる液体を注射して、視力が回復するかどうかなど安全性と効果を検証します
5年後の平成32年の製品化を目指したいということで、ヘリオスの鍵本忠尚社長は「研究者からバトンを受け取り、企業が実際の商品化を行っていく段階になった。患者や医師に新しい治療法を提供し、再生医療を産業として育てていきたい」と話しています。


医療ピックアップ:進むiPS利用の再生医療 他人由来細胞で臨床研究(毎日新聞):
2015年04月30日
http://mainichi.jp/health/news/20150430org00m100997000c.html

「他家移植をできるだけ速やかにやりたい」。3月20日、横浜市内であった記者会見。加齢黄斑変性の臨床研究を率いる理研の高橋政代プロジェクトリーダーは、当初6例の計画だった患者由来(自家)のiPS細胞を使った臨床研究を1例で中断し、今後、他人由来(他家)のiPS細胞を使った新たな臨床研究を申請することを明らかにした。
(略)
そこで今後の実用化に際して主流になるとみられるのが、多くの人に適合し、品質もよい他人由来のiPS細胞を備蓄しておき、患者に利用する他家移植だ。高橋さんは「期間を半年くらい短縮でき、1例当たりの費用も1000万円を切る可能性がある」とメリットを説明した。

 iPS細胞の備蓄は、京都大iPS細胞研究所が担当する。他人に移植しても免疫拒絶反応が起こりにくい特殊な白血球型(HLA型)を持つ提供者の血液細胞からiPS細胞を作製し、安全性などをチェックした上で保存しておく。2022年度までに日本人の大半に適合するだけのiPS細胞をそろえる計画だ。

 年内には京大の高橋淳教授らが、他人のiPS細胞から作った神経細胞をパーキンソン病患者に移植する臨床研究を申請する見通しで、脊髄(せきずい)損傷や肝臓病などでも全国で研究が進められている。

 研究開発と並行して経済産業省は再生医療「産業化」の旗を振る。昨年秋には再生医療製品に特化した早期承認制度を導入。同省は12年に170億円だった周辺産業の市場規模は、20年に950億円に拡大すると試算する。
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ヘリオス(4593)
http://www.ipokiso.com/company/2015/healios.html

上場日:2015/06/16
公募価格:1,200円
初値:1470円

4593 (株)ヘリオス
株価時系列
http://info.finance.yahoo.co.jp/history/?code=4593


6月16日に上場して公募価格を上回る株価上昇もあったのですが、
7月8,9日の株価は公募価格を下回っています。
7月9日の終値は1,170円、安値997円です。
それを今回の発表でプラ転。

チャート


単独決算推移


でも、ヘリオスは理研認定ベンチャーなんですが、随分赤字を抱えてるみたいですね。
2年後の臨床治験を実施するとしても、治験にかかる費用1例あたり1,000万円で数十例ということは少なくとも2~3億円の費用が掛かることになります。
又、京大ストックの他家iPS細胞も今秋提供の予定ですから、実際の治験での安全性は担保されていません。
つまり失敗するかも知れないし、5年後の製品化に関しても多額の研究開発費が必要になると思うし、失敗するかも知れません。
赤字企業がチャレンジするにはリスクが高過ぎるのでは?
それとも、株価が下がりそうになったら、IRを出して株価を上げるのが目的なんでしょうか?

iPS細胞治療の創薬ベンチャー、ヘリオス関連の12銘柄!
いよいよ上場!
https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/73357

同社はiPS細胞を使って、難治性の目の病気である「加齢黄斑変性」(AMD)の治療を目指す、国立研究開発法人・理化学研究所の認定ベンチャー。山中伸弥・京都大学教授のiPS特許を管理するiPSアカデミアジャパンと、網膜色素上皮細胞の分野で特許実施権許諾契約を締結している。さらに、理研からもAMD治療関連の特許実施の許諾を受けた。

ヘリオス関連の12銘柄

>新日本科学。


>作詞 池口恵観
(笑)。

理研が「敗戦処理」で必ずやらなければならないこと:
BLOGOS 記事 三田次郎
2014/08/11
http://blogos.com/article/92275/

①産学癒着からの脱却
「再生医療」はアベノミクスの目玉政策に数えられるように、カネになる業界として利用されてきた面がある。
ヘリオス、新日本科学、リボミック、オーガンテクノロジーズといったベンチャー企業は実業がないのに巨額の投資マネーを集めている。
これを理研の広報戦略が利用し、利用されてきた経緯は否定できない。

カネ集めの動機が成果のねつ造を誘発した側面は、検討されなければならない。
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ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
http://www.jpte.co.jp/ir/library/iPS_20110428.pdf

「iPS 細胞由来網膜色素上皮細胞移植による加齢黄斑変性治療の臨床研究」
に関する共同研究契約の締結のお知らせ

 平成 23 年 4 月 1 日、独立行政法人理化学研究所(以下、理研)および財団法人先端医療振興財団
(以下、FBRI)ならびに株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(以下、J-TEC)は、「iPS
細胞由来網膜色素上皮細胞移植による加齢黄斑変性治療の臨床研究」を三者間で進めることに合意し、「共同研究契約」を締結しましたので、下記のとおりお知らせいたします。 

【研究機関の代表者】
独立行政法人理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究チーム
チームリーダー 高橋 政代
兵庫県神戸市中央区港島南町 2-2-3 
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ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングというだけでもあやしいんですが、そこからぐぐってみたら...

【セルシード】再生医療市場規模及び専用実施権について:
http://minkabu.jp/blog/show/522584

「再生医療の実用化・産業化に関する研究会」委員名簿

 座長 岡野光夫 東京女子医科大学 教授
     梅沢明弘 独立行政法人国立成育医療研究センター再生医療センター
     小澤洋介 (株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング代表取締役社長
     木村佳司 (株)メディネット 代表取締役社長
     澤芳樹 大阪大学大学院教授
     昌子久仁子 テルモ(株)取締役上席執行役員
     高戸毅 東京大学医学部口腔外科学講座 教授
     高橋政代 独立行政法人理化学研究所網膜再生医療研究チームリーダー
     戸田雄三 富士フイルム(株)取締役常務執行役員
     早川堯夫 近畿大学薬学総合研究所長
     矢崎雄一郎 テラ(株)代表取締役社長
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インタビュー『この人に聞く』 :
我が国の最先端再生医学研究を語る
岡野 光夫 氏
http://www.knak.jp/FYI/okano.htm

聞き手:
岡野先生は最近、iPS細胞で細胞シートをつくる研究をしておられると聞いたのですが。

岡野:
理研の高橋政代先生と網膜iPS細胞シート治療の共同研究を進めています。
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高橋政代氏は、セルシードの岡野氏とも共同研究をやってたんですね(笑)。


ところで、iPS細胞シートにはがん化の危険性もあるんですが、患者にそういうリスク負わせても必要な実験なのでしょうか?
世界初の高橋氏の自家細胞から作成した細胞シートを使った臨床治験の患者さんの視力は結局回復しなかったみたいですし、高橋氏のツイッターには「視力は回復しなかったけど、がん化しなかったのは幸い」というようなツイートがあったと思います。
だったら。がん化のリスクがない分角膜移植の方が良いのでは?と思ってしまうんですが、それじゃ、医療の発展がない..ということなのでしょうかね?
でも、iPS細胞のがん化のリスクは克服されてない訳ですし、実用化に至るかも未知数です...。

それと、1例目と同じ自家細胞を使った治験は6例やる筈だったのに、何故、中断して京大ストックのiPS細胞を使った臨床研究に切り替えたのでしょう?
もしかして、再生医療製品の市場規模拡大を予測してなのでしょうか?
それとも、がん化への不安から?

いずれにしても、再生医療には巨額の予算が組まれてますし、実用化しなくても誰も責任は取りませんよね。ま、それが官学共同のいつもの光景ですけど...。
そして、バイオベンチャーはお金集めの為に捏造IRを出したりもする。
全てはお金なのさ...(笑)。


https://twitter.com/s_yamanaka_bot/status/619494820931702784

そして莫大な税金がじゃぶじゃぶと...。

5 件のコメント:

  1. 「矢崎雄一郎」って、ひょっとして「矢崎義雄」のご親族様かな?
    http://koibito2.blogspot.jp/2014/04/blog-post_30.html

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    1. 「矢崎雄一郎」って「テラ」ですから東大医科研ですよね。
      「矢崎義雄」は元東京大学医学部内科学第三。
      東大つながりだけど、親族かどうかは...(笑)。

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    2. >年内には京大の高橋淳教授らが、他人のiPS細胞から作った神経細胞をパーキンソン病患者に移植する臨床研究を申請する見通し

      ちなみに、京大の高橋淳教授は高橋政代氏のご主人です。

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  2. 【再生医学】京都大、臨床用iPS細胞を提供開始 大日本住友製薬に/京都大学iPS細胞研究所
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1438869363/

    京都大iPS細胞研究所は6日、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を備蓄しておくストック計画の一環として、
    大日本住友製薬に臨床用iPS細胞を有償提供したと発表した。

    患者自身の細胞から作ったiPS細胞をさまざまな細胞や組織に変化させて移植すれば拒絶反応は起きないとされるが、時間や費用がかかる。

    京大は拒絶が起こりにくいiPS細胞を備蓄し、広く迅速に提供する体制を整備してきた。
    実験用は提供していたが、安全性の高い臨床用は今回が初めてで、患者への利用が進みそうだ。
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    4593 - (株)ヘリオス 2015/07/16〜:
    http://textream.yahoo.co.jp/message/1835646/f2552d3007e49a8ae1995831b14d04b9

    京大発表のあった昨日だけ上げて、今日は下げ。

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  3. 【医療】他人iPSを使った臨床研究、患者募集へ
    http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1486345141/

    理化学研究所などは3日、目の難病「加齢黄斑変性」の患者5人に、他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した網膜細胞を移植する臨床研究計画が、塩崎厚生労働相に承認されたと発表した。

     承認は2日付。理研などは6日から、患者の募集を始める方針。
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    世界初の1例目は細胞シートだったけど、今回は注射器での直接注入らしい。
    高橋政代氏は1例目の手術に関して、自身のツイッターで「癌化しなくて良かった」ってツイートしてたけど、今回も担当するのかな?
    癌化するかも知れないiPS細胞ってそもそも何なんでしょう?

    で、1例目の患者の経過はどうなってるんでしょう!?
    視力は回復したんでしょうか?

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